分散で迷うのはもう終わり。最強の分散先は「銘柄」ではなく「現金」である理由

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投資を始めると、オルカン一本では物足りないのではと感じる瞬間がきます。
REITを混ぜれば不動産にも分散できる。
VIGなら下落耐性が高い。
債券を加えればリスクが下がる。
私自身、そう考えた時期がありました。

結論から言えば、全部やめてオルカンと現金だけにしました。

目次

REITは不動産ではなかった

不動産と同じイメージでREITを検討しました。
しかし実態は株式に近い動きをします。
下落局面では不動産市場とは関係なく、株式と一緒に値下がりする。
分散のつもりが、リスク資産をもう一つ追加するだけなので取り入れませんでした。

VIGは魅力的だったが、米国集中に拍車をかけるだけだった

下落耐性の高いVIG(米国増配株ETF)はかなり検討しました。
切り取り期間によってはS&P500を上回る成績を出し、増配株の集まりだから将来的な増配も期待できる。
魅力的な選択肢でした。

ただ全米やS&P500、NASDAQ100を既に持っている状態でVIGを追加しても、銘柄が被るだけです。
しかも米国一国集中に拍車をかけることになる。
これから40年以上米国の上昇を信じきれるかと言えば、そうではありませんでした。
これも取り入れることはしませんでした。

無リスク資産はどこに置くか

外国債券は無リスク資産の位置づけで語られますが、近年は株式との相関が強くなっています。
無リスク資産のつもりで持っていても、リスクを完全には排除できない。

無リスク資産の基本は円で持つことです。
ただし大きな金額を円現金で持ち続けると、インフレによる購買力が低下します。
そのような場合は個人向け国債(変動10年)を検討しましょう。
インフレ局面で利率がある程度追随するため、純粋な現金より合理的な場合があります。

私自身はドルMMFも活用していますが、これは特定口座に含み益を抱えていることで、為替がどちらに振れてもメリットがあるための個別の判断です。
まずは円での現金確保を優先してください。

銘柄を増やしても「守り」にはならない

リスク資産をいくら組み合わせても、リスク資産であることに変わりはありません。
REITも、VIGも、株式と同じく下落局面では値下がりします。

下落を嫌う分は現金で持つ。
リスク資産と無リスク資産の比率で調整する。
これが最もシンプルで、長く続けられる手法だと思っています。

オルカンと現金。これだけでいい

分散の目的を、「下落を小さくするため」から「上昇を漏らさず拾うため」に変えましょう。
オルカンであれば全世界の株式市場を時価総額加重で保有するため、どの国・どの企業が伸びても上昇を取り逃がすことはありません。

それでもリスク資産であることに変わりはないため下落は避けられない。
だからこそ下落しない現金を持つ。
現金があるからどんな市場環境でも変わらない生活を送ることができるのです。

守りは現金の比率で調整する。
「オルカンと現金」この2つだけでポートフォリオは完結します。

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