一眼は金額の大きな買い物です。
大きな買い物だからこそ、傷のあるものは避けたい。
だから新品に目が行くものの、費用は抑えたい。
私も中古という考えがなく、探しもせずに新品だけを見ていました。
今は一眼を12台使ってきて、そのうち9台が中古です。
状態のハズレは一度もありません。
新品は開封した瞬間に値落ちします。
中古はその値落ちが既に済んでいるので、購入価格と売却価格の差が小さくなります。
同じ機材を、実質的に安く使えるということです。
価格の差は状態とどこで買うか
中古の価格は、その機種がどれだけ欲しがられているかで決まります。
買い手が少なければ、価格を下げないと売れません。
人気のない機種、在庫の多い定番機、型落ちがそれにあたります。
新しい機種が出れば、使う場面の重なる旧機種も下がります。
買取価格は、その店でいくらで売れるかから逆算されるので、同じように動きます。
私が使ってきた中にも、今は新品で買えないものがいくつもあります。
当時のフラッグシップが安く手に入るのも中古の利点で、型落ちとはいえ作りはしっかりしています。

同じ機種でも価格に幅があるのは、前の持ち主の使い方と保管が違うからです。
きれいに使う人もいれば、傷を気にせず使う人もいます。
防湿庫やドライボックスで湿度を管理していたのか、部屋に置きっぱなしだったのかでも変わります。
その状態は「美品」「並品」「難あり品」といったランクで示されます。
基準は店ごとに決められていて、マップカメラは外観の状態だけで分けていると明記しています(2026年9月時点)。
使われ方もどんな保管をされてきたかも、買う前には分かりません。
手元に無いものは自分で判定できないので、誰かが確認したものを買うことになります。
例えばマップカメラでは、税込1万円以上の中古ボディと交換レンズに最長1年の保証が付きます。
購入から2週間は、初期不良による返品もできます(2026年9月時点)。
プロが確認する手間と、そのあとの保証が価格に含まれています。
個人売買が安いのは、多くの場合それが付かないからです。
専門店にはプロの確認と保証が付きますが、個人からの購入では素性の分からない人の判定だけが頼りになります。
私が買った中古9台は、フリマと専門店がほぼ半々です。
専門店で買ったものは、状態で困ったことが一度もありませんでした。
フリマで買ったものも機能的なハズレはありませんが、「美品」と書かれたものを買って、これが美品はないだろうと思ったことはあります。
機能に問題はなく、ノークレーム・ノーリターンの記載があったので、不満はあったもののそのまま使いました。
店でなくても、良い評価が膨大にある出品者はいます。
そういう相手なら、ある程度は信用して良いでしょう。
逆に、価格が安いからと悪い評価の多い出品者から買うのは避けるのが無難です。
悪い評価が多いのには理由があり、私も取引そのものにストレスを感じたことが何度かあります。
レンズには、ズームやピント合わせで前に伸びるものと、伸びないものがあります。
伸びるレンズは、伸びないレンズに比べて構造が複雑です。
例えば伸ばした状態で横から力がかかったために、ズレや傾きが生じて写りが悪くなることがあります。
伸びないレンズは構造が複雑でないぶん壊れるところが少ない。
そのため個人売買も選択肢に入ってきます。
中古が常に安いわけでもありません。
人気の機種は値落ちが小さく、中古でも高いままです。
キャッシュバックが実施されていれば、新品が中古と変わらない、あるいは新品のほうが実質安いこともあります。
販売側の評価と自分の評価が同じとは限らない
店の確認も人の作業なので、自分の感覚と一致するとは限りません。
だから届いたら自分で確かめることが重要です。
まず目視で点検します。
記載されていた点を確かめ、ほかに傷やホコリ、ゴミがないかを見ます。
そのうえで、白い壁や紙をF値を大きくして撮ります。
ゴミが写り込めば問題あり、写らなければ気にしなくていい、と判断できます。
見えているゴミが、自分の写真に出るとは限りません。
私が使っていたEF85mm F1.8は、チリやホコリがかなり入っていると感じていました。
それでも絞って撮った写真には出ず、手放すときの買取価格も上限でした。
良い写真が撮れるなら安いほうがいい
カメラもレンズも写真を撮るための道具です。
状態に違いがなく同じ写真が撮れるのなら、安いほうがいい。
中古を選ぶのは妥協ではありません。

コメント