複利効果はいくらから実感できる? 2014年から投資してきた私の答え

木の机に置いたスマートフォン。画面には、同じ点から始まって右へ行くほど差が開いていく、上向きに曲がる緑の線と、まっすぐな灰色の破線
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数日前、夜勤投資家さんのX投稿が話題になりました。

複利効果を実感できる金額は人によって違い、決まった金額はありません。
1,000万円で感じたと言う人もいれば、3,000万円と言う人もいます。
人の感想は、金額の目安として当てになりません。

2014年に投資を始めた私も、複利を実感しているかは今もよく分かりません。
長期で行うもので、毎日資産額を見ているわけではないからです。

始めて1年ほどで大きな結果を望むのは、長期の視点が抜けています。

目次

資産が小さいうちは増える額も小さい

同じ10%の上昇でも、資産額によって増える金額に大きな差が出ます。
資産300万円なら30万円、1,000万円なら100万円、3,000万円なら300万円です。
資産300万円の株式が10%上がって増える30万円は、元本割れのない個人向け国債3,000万円の利回り1%でも得られます。

資産が300万円ほどなら、増えた実感が湧きにくいのは当然です。
元になる資産が、まだ小さいからです。

複利は長く持つほど効く

複利は、利息に利息がつくことです。
株式では、持ち続ける限り、値上がりした分にも翌年の上昇率がかかります。

3,000万円が毎年10%増えると、1年後に3,300万円、2年後に3,630万円、3年後に3,993万円になります。
増えた分に上昇率がかからない単利なら、3,300万円、3,600万円、3,900万円です。
差は1年後が0円、2年後が30万円、3年後が93万円です。

差は持つ期間が長いほど開き、10年後には1,781万円になります。
私の資産が大きくなったのも、10年以上運用してきたからです。

投資で重要なのは入金額

資産を増やすためにコントロールできるのは、入金額と運用期間の2つです。
利回りはコントロールできないからです。

運用期間を1年とするなら、コントロールできるのは入金額だけです。
入金額が多いほど、同じ上昇率でも増える額が大きくなり、資産は早く大きくなります。

早く資産を大きくしたいと思った時に、投資方法を探しがちです。
しかし、利回りを1%上げる努力をするより、入金を増やす努力の方が伸びしろが大きく、再現性も高いと考えます。

入金を増やすために、まず支出の仕分けでお金が残るようにします。
それが済んだら、稼ぐ力を伸ばして入ってくる金額を増やします。

下落は覚悟のうえで持つ

株式投資をするなら、下落は覚悟しなければなりません。
株式は、上下を繰り返しながら上がってきたからです。

オルカンが連動を目指す指数(MSCI ACWI、円換算・配当込み)では、2001年から2025年までの25年のうち8年が、1年を通してマイナスでした。
プラスで終えた年も、途中では下げています。
25年のうち19年は、年の途中で高値から1割以上下げました。

2025年は1年で22%上がりましたが、途中では高値から19%下げています。

1年で区切れば下がる年があるので、インデックス投資は長期で行います。
同じ指数で2001年から2010年のどの日に買っても、15年後の評価額はすべて買った時より上でした。
短期の下落を気にしても、できることはありません。

インデックスは手間なしで平均を取りに行く投資

インデックス投資は、市場平均の成績を手間なしで取りに行く投資です。
市場平均をつくっているのはプロの投資家であり、平均から想像されるより高いものです。

個別株には爆益の可能性がありますが、暴落で退場する可能性の裏返しです。
インデックス投資に、キオクシアのような爆益はありません。

それでも長い記録では、世界の株式は1900年から2024年の125年で、インフレを除いて年平均5.2%増えてきました。
この手間のかからなさでこのリターンなら十分と考えて選ぶ、足るを知る投資法と言えます。

実感できないと悩むのは、平均で十分と考えて選んだはずなのに、個別株の大きな値上がりを見て羨ましくなっているからではないでしょうか。
私にはそれが、投資が生活の中で大きな割合を占め、投資に囚われているように見えます。

複利を実感できる金額を探す必要はありません。
複利は、感じられなくても、持ち続ける限り効いています。

【免責事項】本記事は筆者の体験に基づく情報提供であり、特定の投資商品の購入を推奨するものではありません。投資の最終判断はご自身の責任でお願いします。
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