毎月いくら貯金して、いくら投資に回すか。
ここで迷って、手が止まっていないでしょうか。
先取りの額を決めても、出費の多い月には残った金額でやりくりするのにエネルギーを注ぐ。
家計簿はつけること自体が続かない。
私が決めているのは、ひとつです。
給料日の銀行口座残高に、基準額を決めること。
残高が基準額を超えた分は余剰資金。
これだけで、いくら余剰資金があるかも、今月いくら使ったかも、残高を見るだけでわかります。
給料日の残高が基準額を超えた分は余剰資金
私は、生活費も生活防衛資金も、全て同じ口座で管理しています。
基準額を超えた分は住信SBIネット銀行のハイブリッド預金に振替し、SBI証券で買い付けする。
私がやっているのは、これで全部です。
このルールは、S&P500最強伝説さんのやり方をそのまま真似たものです。
大事なのは、基準はお金の心配をしなくて済む十分な金額にすること。
基準額の内側が生活を守るお金。
超えた分が当分使わないお金=余剰資金です。
給料日の残高だけで、「いくら余剰資金があるか」がわかります。
余剰資金の使い道は自由です。
今を楽しむために使うのも、将来に備えるのもいい。
私はオルカンの買い付けに回しています。
ひとつだけ守ることがあるとすれば、余剰資金は給料日に口座から出しておくことです。
残高が基準額へ戻るから、「基準額を下回った額=支出」が翌月も成り立ちます。
投資に回さなくても、別の口座へ移すだけで方式は機能します。
そしてもうひとつ。
給料日前に残高を見れば、基準額を下回った額が、その1ヶ月間で使った金額です。
家計簿をつけなくても、支出がわかります。
給料日に残高を基準額へ戻しているから、この計算は翌月も崩れません。
余剰資金と支出。
家計管理で知りたいことの両方が、残高ひとつで見えるのがこの方式です。
この方式の前提
残高だけで管理できるのは、支出の仕分けが済んでいる人です。
無駄を省いた支出ができていて、毎月が黒字。
その習慣ができていれば、支出管理に時間を掛ける必要はありません。
まだ赤字の月がある、何に使ったかわからないお金がある。
その段階では、時間をかけて厳密に支出を把握しましょう。
毎月の黒字は投資を始めるための必須条件です。
▶ 関連記事:人生の満足度を下げずに投資資金を捻出する「支出の仕分け」
管理は自分にあった方法で
リベ大では、住信SBIネット銀行をメインバンクにしているなら、目的別口座を使い生活防衛資金を分けて管理する方法を推奨しています。
私も試しましたが、現金総額を把握したいためにやめました。
目的別口座の残高は、代表口座には反映されず、一目で総額を把握することができません。
分けなければ、残高そのものが総額です。
生活防衛資金も基準額に含むので、総額は変わりません。
分けた方が使い込みを防げる、という人は目的別口座で分けて管理しましょう。
方向性が違うだけで、どちらが正しいわけでもありません。
私には、一目で総額が見える方が合っていました。
余剰資金の額で、もう迷わない
先取りの額を固定すると、出費の多い月に達成できず罪悪感が残る、という経験のある人もいるのではないでしょうか。
その罪悪感から先取り自体をやめてしまう人もいると思います。
基準額の方式には「達成」も「未達」もありません。
基準額を超えた分は、全て「当分使わないお金」だからです。
余剰資金は、家計に合わせて勝手に調整される。
出費が多かった月は、超える分が少なくなるか基準に届かず、余剰資金は少ないかゼロになります。
しかしそれでもいいのです。
家計管理の目的は、家計の現状を正確に把握すること。
出費が多かった理由を認識し、余剰資金がないなら無いなりの生活をする。
身の丈に合った生活をするために家計管理があるのです。
クレカ積立と、二段構えにする
ここからは私の余剰資金の使い道です。
毎月の積立はクレカ積立で自動にしています。
カードの引き落としなので、先取り貯蓄と同じ働きをします。
基準額のルールは、その先取りを通り抜けて口座に残ったお金を拾う、二段目の仕組みです。
クレカ積立が自動で動き、生活費を使い、それでも給料日に基準額を超えていたら、超えた分を買い付ける。
私は2024年から、この形です。
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基準額には、お金の心配をしなくて済む金額を設定する
私は100万円にしています。
中身は、生活防衛資金に生活費、特別費(車検や冠婚葬祭、家電の買い替えのような毎月ではないが必ず発生する出費)です。
私の場合であれば、このくらいの現金があれば、急な出費でも「現金が足りない」という事態はまず起きません。
お金の心配をしなくて済む金額、と言い換えてもいいと思います。
生活防衛資金の目安は、生活費の6か月分から1年分です。
それにプラスして保有する現金額に迷うなら、まずは多めに保有しましょう。
それで生活してみて十分過ぎると感じたら、徐々に減らしていくのが大切です。
相場が好調なときほど、「増やしたい」が先に立って、現金まで投資に回したくなります。
しかし株式には下落もあることを忘れてはいけません。
好調を前提にするのではなく、下落しても心が穏やかでいられることを優先しましょう。
私自身、「小金持ち山」に登っている最中の方が、登頂した今より現金を多く持っていました。
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決めることを、ひとつまで減らす
貯金の目標額も、毎月の投資額も、私は決めていません。
決めているのは給料日の残高の基準額ひとつです。
それでも生活は守られて、余剰資金は積み上がって、支出も見えています。
この方式にしてから、お金の管理を考えることが減りました。
その分の時間と気持ちは、好きなことに使えます。

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