暴落時に投資を続けられるかどうかは、持っている現金の量で決まります。
銘柄の選び方より、現金比率が重要です。
現金の目安は生活費6か月分
目安は生活費の6か月分です。
3か月分貯まったら少額で投資を始め、残り3か月分を貯めながら並行して続ける方法を推奨します。
投資に慣れるには、実際に投資を経験するしかないからです。
ただし、並行している頃は貯める額が多すぎるくらいでちょうどいいと感じています。
リスク許容度は自分で思っているより低いものです。
本当の暴落の最中に「まだ大丈夫」と思えるかどうかは、現金の量に直結します。
現金に余裕があっても、始めたばかりの頃は値動きが気になって見てしまうものです。
暴落に耐える条件は、現金の量に加えて「投資への慣れ」です。
値動きを見なくなるくらい投資に慣れるまでは、リスク資産は少ないと感じる程度に抑える。
現金を減らすのは、値動きを見なくなってからがちょうどいいタイミングです。
リスクを取らないこと自体が、別のリスクになる
「減らなければいい。下落リスクは負いたくない」と考えるのは自然です。
ただリスクを取らずに購買力を守るのは難しいのが現実です。
現金をそのまま持ち続ければ、インフレで実質的な価値は下がり続けます。
元本の数字が減らなくても、買えるものは減っていきます。
といっても、現金そのものを増やそうと考えてはいけません。
ポートフォリオ全体で、インフレを上回る成長を目指すのが購買力を守る秘訣です。
私の場合 ― 現金100万円の固定ルール
現金は100万円で固定しています。
給料が振り込まれて100万円を超えた分だけを投資に回す。
支出があれば、100万円からの減り幅で前月の支出が把握できます。
翌月に入金があっても100万円に満たなければ、その月に投資へ回すお金はありません。
支出額を簡単に把握でき、投資に回せる金額も一目でわかる、シンプルながら優秀なルールです。
これは S&P500最強伝説 さんのルールをそのまま真似たものです。
以前は現金150万円に加えて、心理的な余裕のための上乗せ分として、ドルMMFを1万ドル持っていました。
投資に慣れるにつれて段階的に減らし、2026年7月にすべて売却しました。
いまの資産は現金と株式だけです。
売却した理由は上乗せ分の役割が終わったからです。
支出の上限が見えてきたことで、ドルMMFで持っていたバッファは必要ないと判断しました。
たくさん現金があることの安心感という恩恵も、無くなってきていました。
過剰な現金は、あるだけで安心感につながるわけではありません。
それだけ投資に慣れた、ということでもあると思います。
その一方で、ドルで持つ限り為替リスクは抱え続けます。
必要のないバッファなら、オルカンに回したほうが資産形成に良い影響を与える可能性が高い。
そう考えて、使う分は円に替えて使い、残りはオルカンに回しました。
円での現金確保ができていれば、上乗せ分は必須ではありません。
生活防衛資金の考え方は、こちらの記事にまとめています。
▶︎ 関連記事:生活防衛資金とは?投資を始める前に必ず用意しておくべき理由
守りを固めるから、攻めを続けられる
暴落が来ても売らずにいられるのは、意思が強いからではありません。
現金という守りがあるからです。
銘柄選びに時間をかけるより、現金の量を充分に確保することが大切です。
守りが固まれば、あとは淡々と積み立てを続けられます。
▶︎ 関連記事:投資に回す割合はどう決める?
▶︎ 関連記事:リスクは銘柄で取らない。「オルカンと現金」が理論的にも最適な理由

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