S&P500かオルカンか。
この問いに対する私の答えはオルカンです。
以前はNASDAQ100の新規買い付けを続けていました。
今現在も保有していて、含み益も評価額もS&P500やオルカンよりはるかに多い。
それでも新規買い付けをオルカンに切り替えました。
オルカンを上回るリターンを出してきたのは過去の話だからです。
人生を一国に賭けるのか
切り替えの理由は、人生を米国一国に託すほどの信念を持っていないからです。
資産形成期に米国集中投資が当たりました。
S&P500系のETFや投信を保有していなければ、現在の資産額にないことは確か。
しかし、米国が突出したリターンを出してきたこと、それは過去の話です。
過去のリターンは未来のリターンを保証するものではありません。
10年前に今の世界を想像できたでしょうか。
考えもしない世界になっていたからこそ、10年後は予想もつかない世界になっているだろうという考えに至りました。
一国にかけるのではなく、どうなっても盤石な戦略を取ることが長期保有の銘柄として正しい。
その判断でオルカンに切り替えました。
過去の歴史を見れば、覇権を握る国は移り変わってきました。
大英帝国、日本のバブル期、そして現在の米国。
米国一強がこれからも続くことを信じきれませんでした。
NASDAQ100はテクノロジー企業に偏った米国集中投資です。
40年後もNASDAQ100が強いことに賭けるより、安心して持ち続けられることを重視しました。
オルカンなら、どの国が伸びても自動で反映される。
その放っておいてもいい、メンテナンスフリーな性質が長期で持ち続けられる理由です。
「オルカンは米国60%だからS&P500と同じ」なのか
オルカンの現在の構成は米国が約60%です。
そのため「S&P500と大差ない」という声があります。
しかしこれは現時点の話です。
大切なのは「結果的に米国60%になっている」のであって、「意図して60%にしているわけではない」ということです。
オルカンの構成比率は市場の変化とともに自動で変わっていきます。
これは時価総額加重平均の特性です。
今は米国が強いから60%になっているだけで、米国以外の国が台頭すれば自動的にその比率が上がり、米国の比率は下がります。
S&P500では米国以外の伸びを拾えません。
もし米国が伸びなくなってもオルカンなら世界経済が成長する限り伸び続ける。
それがオルカンを選ぶ理由です。
人生を預けられるベストな株式
オルカンと現金の組み合わせは、資産額に関係なく全員に当てはまるベストの運用です。
資産が少なくても多くても、運用方法を変える必要はありません。
これは感覚論ではなく、「トービンの分離定理」という理論の結論とも重なります。
持つリスク資産は全員同じベストな1つで良く、リスクの大小は現金との比率で調整する。
その「ベストな1つ」に最も近い実在の商品が、世界全体を時価総額加重で持つオルカンです。
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インデックス投資を選んだ時点で、取り崩しまで考える必要があります。
価値を引き出せるのは取り崩しだけだからです。
オルカン一本なら、「買って必要な時に取り崩す」というシンプルなルールで運用することができます。
銘柄選びで大切な「分散」と「低コスト」を最高レベルに満たすのがオルカンです。
そして勝者に自動的に追従する仕組み、人生を預けられるベストの株式と言えるでしょう。
だから他を考える必要がない。
買い付け後は相場と距離を取り、持ち続ける。
その習慣が自由をつくる。
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